読書2010 『日本辺境論』読書記録 ~ 私が現在のこのような状態(歯が痛かったり、腹回りがだぶついて きたり、血圧が上がったりしている状態)にあることを『 かくあるべき状態からの逸脱』ととらえず、『まあ「こんなもの」 でしょう』と涼しく受け入れる。 ~ 純粋状態の、ベスト・コ... 2010.06.18 読書2010
読書2010 『街場のアメリカ論』読書記録 『腐る文章』と『腐りにくい文章』の違いをひとことで説明するの はむずかしい。『腐る』というのは言い換えると『経済的に凡庸性が ない』ということである。 つまり、例えば、今から二十年前の読者や今から二十年後の読者と いうものを想定したときに、... 2010.06.14 読書2010
読書2010 『街場の現代思想』読書記録 『敬』 という漢字の原義は『身体をよじる』という意味だ。 人間がどういう場合に身体をよじるのかを想像してほしい。 足が地面に固着しているときに、何か『危ないもの』が接近してくる と、人間は身体をよじる。死球をぎりぎりで避けるばったーの姿を ... 2010.05.19 読書2010
読書2010 『邪悪なものの鎮め方』読書記録 幼児とは『過去の私』のことであり、老人とは『未来の私』のことで あり、病人や障害者は「たまたまある分岐点で『あっち』にいった私」 である。 私たちは時間差を置いて、あるときはこの『十字架』を担う側に まわり、あるときは『十字架』として担われ... 2010.05.17 読書2010
読書2009 『こんな日本でよかったね』読書記録 ~ 『いいよ、これはオレがやっとくよ』という言葉で未来のカタストロフ は未然に防ぐことができる。けれどもカタストロフは『未然に 防がれて』しまったので、誰も『オレ』の功績を知らない(本人も 知らない)。 そういうものである。 成果主義は、こ... 2009.10.12 読書2009
読書2009 「下流志向」読書記録その② でも、親の仕事というのは、本来子どもの発信するノイズをシグナルに 変換することだと思うんです。 ~ 自分にはまだ理解できないけれど、注意深く聴いているうちに理解 できるようになれるかもしれないメッセージに対して、敬意と忍耐を もって応接す... 2009.08.10 読書2009
読書2009 「下流志向」読書記録 どうして、子どもたちはまず『それが何の役に立つの?』という 功利的な問いを口にするようになったのか。 ~ 今の子どもたちと、今から三十年前ぐらいの子どもたいの間の いちばん大きな違いは何かというと、それは社会関係に入って いくときに、労働か... 2009.08.10 読書2009
読書2009 『橋本治と内田樹』読書記録 ものすごく頭を使う人は、毎日判で捺したような同じことを繰り返す ような生活になるんじゃないかと思って。 だって、いろんなことが毎日変化してると、それに対応するのに けっこう頭のエネルギーを使うじゃないですか。 だから知的パフォーマンスを最高... 2009.02.26 読書2009