キーン
『日本人が長い歴史のなかでいちばん巧妙にしたことは、外国文化の
なかからもっとも日本にふさわしいものを選択することだった。
たとえば徳川時代の日本人の生活からいうと、生まれたときに、
生まれたことをまず新道の神々に告げ、そして結婚式も新道ですが、
普段の生活は儒教で、死ぬときは仏教的な法事が行われた。』『日本人と日本文化』 司馬遼太郎 ドナルド・キーン 著
ちなみに新道、儒教、仏教の原理は、まったく矛盾したものだそうです。
日本人の柔軟さ、あいまいさ、適当さ(良い意味で?)が解りますね。
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