司馬
『日本人は断定を嫌って、語尾をあいまいにしてまわりの
様子を見ます。』キーン
『西洋人として聞きたがるのは、「である」か「でない」かの
どちらかです。「であろう」という場合は何パーセントの推測
なのか、それを聞きたいところですが、日本人としては、それを
ぼかすことが日本語そのものだと思っている。
~
日本語では、はっきりと線を引いて、これは悪とか善とか、
あまり言いたくない。』司馬
『「と思われる」とかね。だれが思っているのか知りませんが。』キーン
『「ないこともない」とか(笑)。』『世界の中の日本』 司馬遼太郎 ドナルド・キーン 著
たしか河合隼雄先生の本で、日本人は会話で同調を楽しむ、
西洋人は違いを楽しむ、ということを書いていました。
両方を楽しめるようになりたいですね。
コメント