最近の買う本に共通していることが
・引用文献が多いもの
・身体を通して語っているもの
・東洋文化と西洋文化の違いに関して書いてあるもの
の3つです。
パラパラと本をめくったら引用文献がとても多く、しかもその中に河合隼雄、
村上春樹、吉本ばななの名前が入っていました。最近の私はこの名前を
ちらついていれば、だいたい食いついてしまいます。
『非属の才能』なんていうタイトルを見ると、誰にも属さない人が優れて
いるようにとらえてしまいそうですが、そういった本ではありません。
山田さんは「同調」と「協調」の違いについて述べています。
同調しないのはいいが、協調もしないような人間は、猫くらいしか
話し相手がいなくなってしまう。『非属の才能』山田玲司
そういった協調できない「自分病」について
「私は変わっているんです」病、「メジャーだからダメ」病などの例を挙げ、
自分に誇りを持つのはいいが、プライドというタチの悪い妄想は
一刻も早くトイレにでも流してしまった方がいい。前出より
と一喝しています。
山田さん本業が漫画家だからだろうか。テンポ良く勢いのある読みやすい文章を
書いています。文章の勢いとタイトルから読む人の受け取り方が偏ってしまい
そうですが、「同調」と「協調」の違いをきちんと述べているなど、バランスが
とれているように思います。
山田さんにインタビューを受けた様々なジャンルの人達の言葉がこの本に
詰まっています。私が1番印象に残った言葉は
情報ダイエットするだけで、人間は劇的に変わりますよ
前出より
でした。
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