読書2008

『やせれば美人』読書記録

そもそも「美」とは「贅」から生まれる。贅沢が音楽、絵画、文学を 育むのは周知の事実で、「贅肉」はその象徴である。 日本では土偶、ヨーロッパではミロのヴィーナスに代表されるように、 芸術として描かれる女性はみんな「むっちり」しているだ。 『や...
読書2008

『誰も知らない世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』読書記録

信長の三歳下が秀吉、秀吉の五歳下が家康です。 ~ エリザベス女王(エリザベス一世)が一五三三年生まれで、信長の 一歳年上のお姉さんなんです。 ユーラシアをまたいだ地球の両端の小さな島国で、かたやエリザベス が、かたや信長が、ほぼ同い歳で専制...
読書2008

『日本人と日本文化』読書記録

キーン  『日本人が長い歴史のなかでいちばん巧妙にしたことは、外国文化の  なかからもっとも日本にふさわしいものを選択することだった。  たとえば徳川時代の日本人の生活からいうと、生まれたときに、  生まれたことをまず新道の神々に告げ、そし...
読書2008

『しぐさの日本文化』読書記録

西洋人は、親愛の表現としていきなり握手し、つまり、物理的に へだたりをとり、さてそのうち、おもむろに相手との距離を とるのである。 私たちははじめに距離をとり、しだいに「なれなれしく」なる。 なれなれしさと距離との順番が逆になっているわけだ...
読書2008

『世界の中の日本』読書記録

司馬   『日本人は断定を嫌って、語尾をあいまいにしてまわりの  様子を見ます。』 キーン  『西洋人として聞きたがるのは、「である」か「でない」かの  どちらかです。「であろう」という場合は何パーセントの推測  なのか、それを聞きたいとこ...
読書2008

『父親の力 母親の力』読書記録

ほんとうの個人主義の国では、小さいときから訓練を受けています から、昨今の日本などとは根本的に違います。子どもに対する 責任感を持たせるための訓練は、すごくきびしく行われます。 ところが日本では、どうせ大人になったら親と同じように苦労を 背...
読書2008

『日本人の内と外』読書記録

一神教というのは、日本人にはまったくわからない。 ある一つの原理からすべてを説明するというようなことは、どうでも いいと思う国民です。   しかし、それじゃ合理的でないかというと、そうでもなくて、 合理主義にはもう一つのタイプがあるわけです...
読書2008

『代表的日本人』読書記録

この本では、ロールモデル(お手本)となる日本の先人たちを紹介しています。 斎藤先生は現代の教育の問題を、身体の姿勢という観点から考え、 岡田虎二郎の『静坐』という身体技法を紹介しています。 いま、学校で問題とされているのは、子供たちが同じ姿...