「坐っていられない子ども勉強ができない」
と斎藤先生はおっしゃっています。
子どもたち、特に小学生の場合、集中して勉強するという習慣が
身についていないことが多い。そういう子どもにとっては、坐ると
いうことがまず勉強の大前提になる。
逆に言えば、坐り続けられないから、勉強ができないのだ。
学ぶ構えというのは、姿勢を保つことである。ある程度頭が働く
子ども、姿勢が崩れてくると、集中力が切れ、頭も働かなく
なってくる。
教室などで教えていると、それは手にとるようにわかる。「坐る力」 斎藤孝 著
専門学校で授業をしていると、私も同じことを感じます。
椅子に坐り続けられないし、床に正坐やアグラの姿勢をとることもできない。
そんな生徒がとても多いんです。
日本人が椅子文化を取り入れて、まだ年月がそれほど経っていません。
日本の先人たちは、正座の坐り方を応用して椅子に坐っていたのでは
ないかと私は思います。
テーブルと椅子の生活が当たり前になった現代では、子どもに正座を
教えなくなりました。
椅子に坐り続けることも、正座をすることもできない。
これでは身体が落ち着かないのは当然なのではないでしょうか。
椅子に坐るって結構難しいですよ。
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