建築の条件は、気恥ずかしさを一時棚上げして真正面から
〝美しいこと”
と言ってしまいたい。これではあまりに印象批判の度が過ぎるなら、
〝視覚的秩序があること”
と言いかえてもいいが、同じか。
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小さくみすぼらしい苫屋が目に心地いいのは、形と材料に秩序があり、
その建築的秩序があたりの環境とも統一を保っているからだ。
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自然界の見えざる秩序や統一を、人の目は美しいと感じたのである。『建築史的モンダイ』 藤森照信 著
帰り道の武蔵野線で読む本が無かったので衝動買いしてしまいました。
養老先生の文章と似ているな、と思いました。
なので、私には読んでて気持ちの良い本でした。
養老猛さんの養老昆虫館を立てたのは、この著者だそうです。
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