『からだの日本文化』読書記録

新宿のジュンクドウ書店で出会った本です。
違う本を探しに行ったのですが、偶然この本に出会いました。

こういう出会いがあるからなるべく本はネットで買わずに、本屋さんに足を
伸ばして買うようにしてます。

まず目次が面白い本です。
『頭』、『顔』、『肩』、『背中』から始まり、最後は『足』で終わっています。
身体全身を通した、日本文化と外国文化との違いが書かれています。

東京の友人に教わったことだが、むかしの子供は野暮な女を
あざけって『鳩胸、出っ尻、十三文、 甲高、親指外曲がり』と
はやしたそうである。
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(これは) マリリンモンローの美を江戸のことばで嘲笑した
ようなものだ。モンロー側からすれば、 お仙など『
撫で肩、胴長、針金娘』ということになろうか。

『からだの日本文化』 多田道太郎 著

お仙さんとは江戸時代を代表する”いき”な美女だそうです。

美はこのようにはかなく、もろいものである。
社会と文化によって。変わってしまう

西洋は身体の部分的な美を求める
日本は身体の全体的な美を求める
といったことが言えるでしょうか。

これは西洋医学、東洋医学にもあてはまりますね。

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