アメリカの有力新聞社、ワシントンポストが2007年に次のような
ひとつの実験を行った。時は1月の寒い冬のことだ(午前7時51分)。
ワシントンポストの官庁街の一角にある地下鉄の駅の通路に
バイオリンを持った男が登場した。
彼はお金を入れてもらう箱を前に置いて、バッハの曲目を演奏
し始めた。
~
『なぜ人は市場に踊らされるのか?』 竹中正治 著
本のタイトルと導入部に惹かれて衝動買い。上記の実験結果を踏まえて、
「では、先入観の効能とは何だろうか?それは忙しい現代に
生きる私達に思考と感情の節約をもたらせてくれることだろう。」
カタカナの経済用語は苦手だけれど、説明が解り易く、文章が上手で
読んでいて苦にならなかった。この著者の他の本も読んでみようと思う。
コメント